WordPressのメリット・デメリット
WordPressによるホームページ制作が多くなっていますので、ここでメリット・デメリットを整理してみました。
1.WordPressとは
まず、WordPressの基本的な説明です。
「WordPress」とは、コンテンツ管理システム (CMS)であり主にブログ投稿システムとして利用されてきました。
「CMS」とは、「技術的な知識がなくても、テキストや、画像等の「コンテンツ」を用意できれば、ウェブによる情報発信をおこなえるように工夫されているシステム」となります。
噛み砕いて言うと、ユーザーにてブログ記事を簡単に投稿できるように工夫されたシステムであり、場合によってはホームページ本体の記事も更新できるシステムです。
2.WordPressはどのぐらい利用されているか?
世界的には、ホームページ全体で37%、CMSのみに限定すると63%です。
国内では、上場企業のホームページにて、CMSのみに限定した場合のシェア占有率が84%となります。
この数字からも、業界標準と言えるシステムとなります。
引用
https://w3techs.com/technologies/overview/content_management
https://datasign.jp/blog/datasign-report-cms_201906/
3.WordPressのメリット・デメリット
ここでは、ユーザー目線によるWordPressのメリット・デメリットを記述します。
WordPressのメリット
項目 | 解説 |
---|---|
ユーザー更新が可能 | ブログやコラムの投稿、ホームページの文面修正などをユーザー自身で簡単に更新できる |
プラグイン利用による要望実現 | 要望機能をプラグイン利用により実現できることも多く、完全オーダーメイドより価格を抑えることができる |
テーマを利用することでデザインを一新できる | 投稿記事・投稿ページを資産として保持でき、テーマを変更することでデザインを一新できる。(作り込み内容によっては、単純なテーマの置き換えではデザインが崩れてしまう場合もある) |
SEO対策 | WordPressはSEO向けの設定などが容易であり、他システムより有利な部分がある。 |
WordPressのデメリット
項目 | 解説 |
---|---|
バージョンアップ対応が必要 | WordPress本体やプラグインは、常に更新(機能拡充・セキュリティ対策などの理由)されており、定期的なバージョンアップが必要となる。 更新内容によってはバージョンアップすることで不具合が発生してしまうことがあり、対応が必要となってしまう可能性がある。 |
セキュリティリスク | WordPressは、世界トップシェアのCMSであるため、常に世界中のクラッカーから標的にされている。 |
環境構築 | WordPressとしてシステム構築の費用が発生します。 |
ページ表示速度 | WordPressは、動的にページ作成し表示するシステムであるため、一般的な静的ページと比較して表示が遅くなる傾向がある。 |
実は、制作会社によっては自社都合でWordPressを推奨する場合もあります。
これは、制作ノウハウやパーツの蓄積があり、WordPressで制作するほうが効率が良いからです。
WordPress制作が悪いということではありませんので、お客様自身のメリット・デメリットも考慮して判断されることをおすすめいたします。
4.じゃWordPressは利用したほうが良いのかどうなの?
アグリロットでは、お客様のご要望内容を考慮して御提案しております。
要望:ブログ投稿したい!
お客様ご自身でブログ(コラム)記事を投稿されるなら、WordPressです。
ブログ記事投稿をすることでSEOにも貢献しますので、将来的に可能性があるなら、WordPressによる制作をおすすめします。
要望:お知らせを書きたい!
将来的にブログ投稿の可能性があるなら、WordPress。
お知らせだけ書ければ良いのであれば、WordPressはオーバースペックな可能性があります。ご要望により別の簡易システムの御提案もしております。
要望:自分で更新はしない!
同じように、将来的にブログ投稿の可能性があるなら、WordPress。
そうでなければ、一般的な静的ページによる制作を御提案します。
5.ブログ投稿のメリット
ブログというと「食事内容など日常の投稿」というイメージを持たれるかもしれませんが、自社サービスの紹介・アピールや事例紹介など、ビジネス用途に最適です。
例えば、製造業なら「新製品のお知らせ」「製品改良のお知らせ」「製品特徴の紹介」などの記事が効果的です。
もちろん、ブログとしてではなくサービスページとしてサービスの詳細を書いておくことはできますが、それとは別に専門家の言葉で製品の詳細・特徴をリアルタイムに記事にすることで、より高い訴求効果が期待できます。
サービスの事例投稿も、顧客が依頼を検討する参考となります。
また、初めての取引先や依頼先のことを知るためにホームページを見ることがあります。そこで飾り言葉では無い本音で書かれているブログがあれば、親近感を覚えるなどプラスの効果もあります。
更には、ブログ投稿は、効果的な宣伝ツールとして活用できるだけでなく、ページ数が増えること、ホームページが更新されることは、SEO対策としても有効です。
効果の高い「ブログ」機能、是非、ご検討ください。